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フジワラユカ

【ネットの高校”N高”について話を聞く】@国士舘大学


角川ドワンゴが2016年に設立した「ネットの高校」 N高をご存知ですか?

旧来の通信制高校のしくみを利用しつつ 斬新なコンセプトで教育の多様性や可能性を打ち出している 最新の教育事例だと言えます。

ネットの高校N高最新教育事例 コンサルタントフジワラユカ

N高の生徒数は、全国に1.1万人。 (けっこうなボリューム、インパクトです)

この学校には 主に3つの側面があると思いました。

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①ネット授業だけで高卒資格がとれる  =自由な時間に学べる(学び方の自由がある)

②年間の学費が68,700円〜 (ネットコースのケース)  =学生がアルバイトしながらでも支払える

③起業・投資・プログラミングなどベンチャー志向の  キラキラコンテンツが充実  =卒業後の進路を、就職や進学に加え「起業」を提案

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ドワンゴの川上さんは起業家として大変有名ですので とても「らしい」授業が展開されています。

「起業部」には入部するときに審査があり、 審査員にはホリエモンさんや夏野剛さんが。

「投資部」には村上ファンドの村上さんの授業があるそう。

経済界や芸能界の有名な方の特別授業や プロジェクト型授業などもあり、 マスコミがとりあげたくなるコンセプトをいろいろと 取り入れている感じがしました。

ちなみに、 N高はネットコースと通学型コースがあり、 ネットコースはコストパフォーマンスがよいといえますが、

通学型の授業料は当然高くなり、 一番高いプログラミングコースだと年130万円くらい。

以下、週3通学、週1通学コースなど選択できます。

ネットと組み合わせることで 学校にいく頻度に選択肢があるのは 子どもたちにとってよいしくみのように思いました。

私が注目するのは、 キラキラ系のコンテンツより

学校に行けなくなった人や 経済的に学校に行くことが難しい人の 受け皿になり得るか?ということです。

どうしても目立つところに注目がいってしまいますが、 ベンチャー系の授業がはまる人がすべてでは ありませんし、 やや経済産業省や文科省との連携などが 「将来の起業家人材を育てたい」という方針の おしつけのようにも見え、 (ひねくれ目線でごめんなさい🙏)

本当に生徒ファーストなのかな・・・と 思ったりもしてしまいます。

私は高校時代から走りすぎなくても いいのかなと思う方です。 ゆっくり、じんわりと過ごすことも大切ですから。

私は 学校があわなくなった子や 経済的な事由で進学が困難な子が 好きな時間に学べる自由をえられるのだとしたら 大変すばらしいし、N高の価値だと思いました。

1万人以上いる生徒さんのタイプとかニーズとかは おそらくかなり多様だと思いますが 共通点なども知りたいと思いました。

もしも私が地方に住んでいて 今高校生だったら・・・・

N高のネットコースに入り 都会の仲間とつながりつつ、 伝統工芸の師匠にお弟子入りさせていただき 働きはじめたいな、とか思います。^^

自由な時間、多様な選択肢を どう生かすかは自分しだい。

いろんな格差社会ですが、 モチベーション格差が一番大きいかもしれませんね。


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